2013年09月19日 クリエイティブ・サロンのご案内

社会・経済の変化や情報通信技術の発展に伴って、デザインの世界が変わりつつあります。デザイナーの置かれている状況や、デザイナーに期待されることも変化しています。何よりもデザイナー自身の意識が変化しています。そのような中、デザイナー同士の連携・協同やデザイン分野をベースに集団的な活動を行う従来型でないデザインコミュニティ（ここでは、ソーシャルネットワークと同じような意味で、目的を共有し、他の人や組織との協同や協力によって活動の発展を目指す社会的なつながりをもっている集団を指します。インターネット上やSNSを介したデザイン関係コミュニティから地理的に限られたデザイン関係者の集まりや、大規模な集団から数人の規模まで、様々なコミュニティを想定しています。）の存在が目立つようになっています。ラテンアメリカと日本の事例を通して、今後の社会においてデザインコミュニティの果たす役割や可能性を考えてみたいと思います。

デザインイベント, ソーシャルネットワーク, 市民社会, ラテンアメリカ, 日本

1978年 多摩美術大学卒業

2003年 立命館大学大学院国際関係学科博士課程前期課程修了
2011年 大阪市立大学大学院創造都市研究科博士後期課程修了　
2011年 共著 "Diseño,proyecto y desarrollo（デザイン、プロジェクト、開発）" WOLKOWICZ editores, Buenos Aires　
2013年 単著『文化としての資本　ラテンアメリカ諸国の新潮流』（文化とまちづくり叢書）水曜社

シンガポールやマニラ、ベトナムなど都市再生、インフラの構築を公的財源ではなく、いかに民間投資を引き出せるか、という観点からカジノ法制化を行い、IRというコンセプトでその他の公共空間を生み出す手法が注目されています。
日本も同じく財政出動なき民間公共投資の手法として、この秋の臨時国会以降に法制化される流れが出てきています。そのあたりの概説をさせていただいて、他にまちづくりや文化政策との関わりにも触れられればと思っています。

1960年 京都市生まれ。
1984年 大阪大学人間科学部卒業　株式会社リクルート入社
1991年 株式会社ケイオス設立。都市再生・都市経済政策およびパブリック・リレーションズに関するコンサルティング・調査研究業務を行う。
主な業績は、大阪産業創造館の設立・運営に関するコンサルティング、ロボカップ2005誘致、次世代ＲＴ産業研究会運営業務など。
また、大阪市立大学大学院創造都市研究科博士課程において、創造都市論・文化産業論をベースにカナダ・モントリオールのフィールドワークを行い、「創造性」が都市・産業に与える影響と可能性を研究。日本における「シルク・ドゥ・ソレイユ」研究の第一人者。
2005年 株式会社グローバルミックス代表取締役就任、現在に至る。

 

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開催日時：2013年09月19日（木）19:00〜21:00（終了後、交流会）

場所：クリエイティブセンター阿波座（CCA）/ 大阪市立大学 都市研究プラザ

大阪市西区阿波座1-9-21 ACDCビル6階