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2012年11月08日 第14回マンスリーアートカフェ

都市をデザインする ~世界の街並みと都市デザイン政策のあり方~

11月8日(木)に第14回マンスリーアートカフェが行われました。今回のマスターである堀裕典(都市研究プラザ)から、「都市デザイン政策」についてお話していただきました。

「都市をデザインする。」という言葉を良く耳にしますが、元々これは国主導、もしくは行政主導により行われてきたもの。しかし、近年ではアメリカを中心に「市民がつくる都市デザイン」が生まれてきています。今回のマンスリーでは、市民による都市デザインを可能にする「都市デザイン政策」とは何かを、北米の事例等を交え、新しいムーブメントと様々な世界の街並みを紹介していただきました。

大阪市中央区で起こったマンション紛争(ベランダに突然日が当たらなくなるという問題から)という身近な事例。荒廃しているエリアが多数存在していたマイアミ市が、用途で区分していたものをデザインまで含めて形態で区分するという新しいゾーニングを行った事例。ルールをある程度決め、それさえ守れば良いという考えの日本の考え方に対し、もっと詳細な部分まで決めた方がいい街になるという考えを持ったバンクーバーの事例。また、シアトル市のマスタービレッジ・デザインガイドラインなどの制度の話。

最後には堀さんが海外調査のため足を運んだ、シアトル公共図書館、ガスワークスパーク、パイクプレイスマーケットといった観光地等の話を、写真を交えながらしていただき、海外での楽しい話を聞かせていただきました。

主催: 船場アートカフェ
※マンスリーアートカフェ開催案内はこちらをご覧ください。

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堀裕典によるレクチャー